2月のワイン会 シチリア編も無事に終了いたしました。ご参加くださったお客様ありがとうございます。

 

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簡単にですが、今回のお料理とワイン、そしてシチリアの特徴などの説明です。

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1. Duca di Salaparuta Brut ドゥーカ ディ サラパルータ ブリュット  ニシンのオーブン焼き・カポナータ添え

グレカニコ55% シャルドネ45% 柑橘系の綺麗な香り、一番搾り果汁を使うので果実味もたっぷりでミネラルも豊富。熟成時に酵母を取り除か   ず一緒に熟成せせる方法=シュール・リー製法を用いるため香り、風味がしっかりしていて複雑さと旨みを与えている。

 

2.Gulfi Valcanziria グルフィ ヴァルカンツィリア              メカジキのグリル・パプリカのアグロドルチェ

シャルドネ50% カリカンテ45% アルバネッロ5% レモンやマーマレードのような豊かな香り、柑橘系果実の伸びやかな酸とミネラル分たっぷりの味わい。

 

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3.Scilio Etna Rosato Valle Garfina シリオ エトナ ロザート ヴァッレ ガルフィナ     ケッパーとナッツのスパゲッティ

ネレッロマスカレーゼ100% ほのかな果実味、しっかりとした骨格を持つ辛口ロゼワイン。ステンレスタンクで発酵・熟成

 

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4.Gulfi Neroibleo グルフィ ネロイブレオ                 マグロほほ肉のラグー マルタリアーティ

 

ネロダーヴォラ100% 樹齢30年の葡萄畑から収穫された葡萄がメイン。豊かな果実味、心地良い酸とたくさんの太陽と土壌が生み出すミネラル感、そしてボリューム感。地元シチリアではカジキマグロを使った料理と楽しむ事が多い。

 

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5.Scilio Etna Rosso 1815 シリオ エトナロッソ 1815                   仔羊とジャガイモの煮込み

ネレッロマスカレーゼ主体 樹齢60年以上の葡萄から造るワイン。バリックで12ヶ月熟成。良年にのみ1200本瓶詰め。

赤い果実の香り、まろやかな酸味とこまかく綺麗なタンニンでエレガントな口当たり。

 

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6.Scilio Sikellios 2007 シリオ シケリオス パッシート2007                     アーモンドのセミフレッド

品種不明

 

シチリア編のワインはこちら

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シチリアはイタリア20州のうち最も大きな州で、イタリアの国土の12分の1を占める広さは、日本で言うとちょうど九州と四国の中間くらいです。シチリアの第2の都市カターニアの北西には、ヨーロッパ最大の活火山エトナがあります。現在も活動中で夜には山の頂上に赤い光を見ることができます。シチリア島は、古代の昔から農作が盛んで。とりわけオリーブとワインが特産品です。地中海最大の島シチリアはイタリア最大のワインの産地でもあります。エトナ火山の裾野に広がるブドウ畑では土着品種のネロ・ダヴォラ(Nero D’Avola)が多く栽培され、味・色ともに濃い果実味の溢れる赤ワインが生産されています

紀元前はギリシャの植民地が点在して発達したシチリアは、アラブやノルマンといった地中海の南北から度重なる侵略を受け、様々な文化が入り交じる結果となりました。イスラムの影響も強く残しています。

地中海にある大きな島で歴史上、戦略的に重要な島だったため、ギリシャ、アラブ、スペインフランスなどの支配をうけ、今も食文化にそれらの影響を残すシチリア。今ではイタリア料理には欠かせないオリーブやトマト、ナス、オレガノ、バジリコワイン造りなどシチリアを通してイタリア全土に広まりました。シチリアの伝統料理には魚介のクスクス、ナスやズッキーニ、ピーマンなどを甘酢ソースで味付けしたカポナータ、モッツァレラチーズを使った料理、フレッシュな魚介を使った料理など、アラブの影響でデザートではアーモンドを使った菓子や、ジェラートなどがあり、ダイナッミックで味付けがはっきりとしたのが特徴です。

 

 

 

ワインのブランド名「Corvo(コルヴォ)」とは、イタリア語で『カラス』の意味があります。

ワイナリーのあるパレルモ近郊の田園地帯では、街(パレルモ)の貴族達が田園地帯に農場を開拓するためにどんどん郊外に館を建て始めていました。パレルモ近郊の盆地は「Conca d’oro(コンカドーロ)=黄金の盆地」と呼ばれ、肥沃な大地と豊かな水で、農地に適していたそうです。こんな土地で、「自らの館でお客様をもてなすために美味しいワインを、、、」、とワイン造りを始めたのがワイナリーの始まりだそうです。創業なんと1824年と伝統あるワイナリー。

 

 

 

  • – Gulfi -   グルフィ

シチリアの土地が、自身が愛してやまないブルゴーニュのそれに似ていることに気づいたカターニャ氏のもと、グルフィではブルゴーニュのワイン造り、フランス的なクリュの概念が取り入れられ、シチリアでは珍しく灌漑を行わないなど量ではなく品質にこだわったワイン造りが行われています。

そうして生み出されるワインには、葡萄本来の生命力、そして各畑の個性を強く感じることが出来ます。

単に果実味の強いパワフルなワインに仕上げるのではなく、ブルゴーニュを想わせるようなエレガントな口当たり、繊細なアロマ、そして土壌の性格がストレートに表現されたワインがグルフィの大きな特色です。

シチリア・ワインの素晴らしさ、その新しい時代の到来を実感させてくれる「グルフィ」のワインは、人々を魅了してやみません。

 

50万年前から活動を続けるヨーロッパ最大規模の活火山エトナ。

シリオ・ファミリーは代々、エトナ山北東部のValle Galfina(ヴァッレ・ガルフィーナ)で葡萄栽培を営んできました。ワイン造りは1815年にまで遡り、現オーナーのサルヴァトーレ氏も一時期はエンジニアとして家業を離れたものの、代々受け継がれてきた最高のコンディションの揃った畑で、葡萄栽培に注力することを決心しました。2011年からエトナDOCのサブゾーンに認定されたValle Galfinaに25ha所有する畑は標高650m以上。 栽培されるメイン葡萄は、もちろんネレッロマスカレーゼ種は、どちらかというとシチリアではブレンド用葡萄として用いられましたが、このエトナ山で最大の真価を発揮し、今やシチリアで最も注目される葡萄(ワイン)になっています。

 

3月のワイン会は3/29(水)・3/30(木)

テーマはサルデーニャ編!ぜひ、お楽しみに。

2月もありがとうございます。

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11Incontraワイン会  

- シチリア編 -

 

州の郷土料理に対しシチリアのワインをペアリングさせていきます。

前菜、パスタ、メイン、ドルチェなどの料理6種に対し、ワイン6種をあわせていきます。

なぜ、この料理にこのワインが合うのか。

 

シチリアの歴史 土地 特産物などの背景を勉強しながらの楽しいワイン会です!

 

ご興味ある方はお待ちしております。

 

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定員:各日12名前後

スタート:19時から

参加費:10,000-【税込】

 

参加の申し込みはお店にTelもしくは直接フェイスブックでメッセージをお願いいたします。

 

22() 若干のお席の余裕がございます。

23() まだお席に余裕がございます。

 宜しくお願いいたします。

 

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