ご参加してくださったお客様ありがとうございました。DSC00406k

824.25.26と渡りIncontraワイン会カンパーニャ編終了致しました。

簡単にですがまとめてみました。

2016 第6回Incontraワイン会・カンパーニャ編

カンパーニャ州の特徴
カンパーニャ平野の前にティレニア海広がるカンパーニャ州。州都ナポリは、ローマ・ミラノに次いで3番目に人口が多い都市。背後に険しいアペニン山脈があるものの温暖な気候に恵まれ古代ローマ時代から首都ローマに野菜などの食材を供給してきた長い農耕を持つ。
なかでもトマトが盛んで生鮮用、加工用ともに生産量が多い。ヴェスヴィオ火山の麓で栽培される小さなトマト。方言でピエンノロと呼ばれ茎を束ねて吊し、夏に収穫した物を春まで保存して使用する。トマトと相性の良いバジリコは保存食として作られる家庭用のトマトソースにも必ず加えられる。また、伝統的に硬質小麦粉を少量の水で練る上質な乾燥パスタが生産される。ローマ時代から豊かで柔軟性に富む独自の食文化を有してきたナポリの町は、後にナポリ王国シチリア王国が統合された両シチリア王国として栄えた時期もあって活発な交易が行われたため、料理や菓子にスペイン、アラブ、フランス等の影響がある。多様な食材を使い、手間をかける上流階級の食卓の流れもありピッツァに代表されるファストフードも充実している。
カンパーニャ州特産物
穀類・豆類      小麦、インゲン豆、グリーンピース 等
野菜・果物・ナッツ類 ピエンノロ、ジャガイモ、葉タマネギ、グリーンアスパラ、   
ズキーニ、桃、リンゴ
           オレンジ、レモン、イチゴ、栗、クルミ、ヘーゼルナッツ 等
魚介類        イワシ、サバ(背の青い魚)、ヤリイカ、タコ、エビ類 等
肉類         豚、牛、子羊、羊、ウサギ 等

2016 第6回Incontraワイン会・カンパーニャ編

1.カンピ フレグレイ ファランギーナ                   タコのマリネ
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2. フィアーノ ディ アヴェッリーノ                     ナスの詰め物グラタン
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3.グレコ カンパーニャ ドゥエ キッキ           ズワイガニとピエンノロのパッケリ
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4. ラクリマ クリスティ デル ヴェスーヴィオロッソ            プッタネスカ ビアンコ
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5.カンピ フレグレイ ピエディ ロッソ                   仔羊の煮込み
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6.自家製リモンチェッロ                           エスプレッソのジェラート
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今回のワイン

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蔵名】 カンティーネ ファッロ
カンパーニャ州のカンピ・フレグレイDOCはナポリの西、イスキア島を臨むバーコリを中心とした7 つの町で形成されます。数万年前の噴火によって造られたカルデラ盆地に町が形成され、ブドウもこのカルデラの内側の畑で栽培されます。歴史のあるカンピ・フレグレイの葡萄は、1800 年代にヨーロッパを襲ったフィロキセラからも身を守ることができました。火山灰による硫黄分の多い砂質土壌、そして活火山の影響で土の温度が高いために、フィロキセラが死んでしまうのです。
カンティーネ ファッロのオーナー、ミケーレ氏は3 代目。カンティーナとしては1926 年に祖父のアンティモ氏が創業。畑は自社畑と契約農家の畑を合わせて約50ha。カンピ・フレグレイDOC では最大規模のワイナリーです。栽培する葡萄品種はファランギーナとピエディロッソ(ペレ・パルンモ)の2 種類。ファッロの畑ではビオ・ロジックが実践され、平均樹齢は20 年。中には100 年を超える古木もあります。全ての樹はアメリカ台木を使わない、まさにプロフィロキセラで、接木をしていません。まだまだ日本ではメジャーではないこのエリアですが、ギリシャから葡萄が伝わり、そして火を噴く山々が害虫から葡萄を守り、現代まで紀元前の歴史を残している数少ない産地です。
ファランギーナ ファランギーナ100%ステンレスタンクで発酵・熟成。果実味、酸味がフレッシュな辛口。
ピエディ ロッソ ピエディロッソ100%火山土壌を感じるミネラルの心地良い赤ワイン。

【蔵名】ベニート フェラーラ
1991年に設立された比較的若いワイナリーながら、その品質はカンパーニャを代表するまでになった。ワイナリーの位置するサン・パオロ・ディ・トゥーフォはグレーコにとって特別な地であり、沿岸部の海洋性気候とは全く違う環境。高い標高に影響され、昼夜の温暖差が大きい。ワインは共通して美しい酸が溶け込んでいる。この上質な酸に支えられた上品で長い余韻が特徴。
グレコ カンパーニャ ドゥエ キッキ  グレーコ85%、コーダ・ディ・ヴォルペ15%
この地域のグレコはミネラルが強すぎるのでコーダ・ディ・ヴォルペを15%ブレンドし柔らかく仕上げた。ドゥエキッキとは2粒という意味でグレコとコーダ・ディ・ヴォルペの相性の良さを表している。

【蔵名】マストロベラルディーノ
カンパーニャ州を代表する白土着品種の中ではグレコ・ディ・トゥーフォ同様にDOCGに指定されているのが、このフィアーノ・ディ・アヴェッリーノDOCG。絶滅危惧種でもあったが、それを見事復活させたのがマストロベラルディーノ社。古代ローマ時代から知られた銘酒で、ブドウの花のミツバチ(ape)を集めたことから、ミツバチにちなんでApianumと呼ばれていた。現在でも原産地呼称に併記することが認められている。熟成ポテンシャルの高い品種と言われ、カンパーニャ州最上の白土着品種との呼び声も高い。
フィアーノ ディ アヴェッリーノ ファランギーナ 100%
ローン質の土壌でフィアーノが栽培されています。発酵と熟成はステンレスタンク。クリアかつ白いミネラル。ああ、香りに洋梨などの白い果肉の果汁と、甘味を伴う白い花がいいまとまりをしています。うん、果実味はやわらかですが、行き届いた酸味があっていいバランスです。
ラクリマ クリスティ デル ヴェスーヴィオロッソ ピエディロッソ 100% 
ステンレス・タンク 主醗酵後、マロ・ラクティック醗酵・熟成
カシスやブラックベリー等の黒果実の香り。柏葉のようなフレーヴァーや黒コショウのニュアンスがあります。柔らかい口当たりでふくよかさがある。果実味やミネラルが豊かで落ち着きのある印象が特徴です
マロ・ラクティック発酵とは、リンゴ酸を乳酸菌が食べることにによって乳酸と炭酸ガスが発生する発酵です。

また来月もよろしくお願い致します。

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夏本番の暑い季節です!
前回のウンブリアから南へ

8月のワイン会 テーマはカンパーニャ州。ナポリのある州です!
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8/24(水)8/25(木)8/26(金)での開催です。
19:00スタート
参加費:¥10.000(税込)
定員:14名

料理6品に対し、ワイン6種類をあてていきます。
是非、料理とワインのマリアージュをお楽しみください。

参加の申し込みはお店にTelまたは直接フェイスブックのメッセージでお願い致します。
お電話の場合16時以降に頂ければ幸いです。

宜しくお願いいたします。
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8/24(水)若干のお席の余裕がございます。
8/25(木)若干のお席の余裕がございます。
8/26(金)お席に余裕がございます。

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