2018 第22回Incontraワイン会 モリーゼ編無事に終了致しました。ご参加下さったお客様ありがとうございます。イタリアでもすごく小さな州のモリーゼ。ワインの種類も少なく選ぶのに少し悩みましたが、ワイン会として開催できて良かったです。簡単にですが詳細です。
ワインとお料理
- Di Majo Norante Falanghina Terre degli Osci カキノコンフィ ホワイトアスパラのピューレ
ファランギーナ テッレ デレ オシ : ファランギーア 100%
標高200mで、粘土土壌です。酸がしっかりして、香りが良いのが特徴です。コールドマセラシオンを10~12時間させてから、ステンレスタンクに入れ16~18度で発酵させます。マロラクティック発酵はさせません。ステンレスタンクで、澱と共に3ヶ月寝かせます。爽やかなシトラスと甘い花が混ざった香りが印象的です。
- D’Uva Keres ひよこ豆とトリッパの煮込み
デューヴァ ケレス : ファランギーア100%・
KERES(ケレス)とは、オスカン語で収穫の女神を表します。光沢のあるペールイエロー。完熟した白色果実や、トロピカルフルーツなど豊かな果実の香り。爽やかなハーブのニュアンスも。口中でも、豊かな果実味とともに、フレッシュな酸味が感じられ、バランスの良い味わいです。
- D’Uva Lagena モルタデッラとカブのフジッリ
デューヴァ ラゲーナ : ティンティリア100%
モリーゼにおいて一番ティンティリアを綺麗に表現している。過熟ではない、完熟したリッチな葡萄の香りが現れ、口中ではシンプルかつジューシー。心地良く飲みやすい紫がかった濃い赤。完熟感のある黒色果実のアロマがふくよかに香り、口中ではまろやかな酸とともに濃厚な果実味が広がります。
- Di Majo Norante Sangiovese 放牧豚のラグー
ディ マーヨ ノランテ サンジョベーゼ : サンジョベーゼ100%
畑は標高50~100mで、石灰質土壌です。1ヶ月マセラシオンさせます。マロラクティック発酵させ、骨格を与えるために古い大樽に3ヶ月入れ、さらに瓶で3ヶ月熟成させます。美しいルビー色、すみれや野生のベリーの香り。素晴らしい濃縮された果実味、バランスのとれたタンニンがあり、リッチでまろやか、エレガントさも備えています。
- Di Majo Norante Ramitello 仔羊のカチャトーラ
ディ マーヨ ノランテ ラミテッロ : モンテプルチアーノ80% アリアニコ20%
30%をフレンチオークのバリック(1年樽)で、70%をステンレスタンクで6ヶ月熟成させ、その後ブレンドして大樽で12ヶ月、さらに瓶で6ヶ月熟成させます。明るいルビー色、ブラックベリーやサクランボのフルーティな香りがあります。
6 . Di Majo Norante Apianae アプリコットとブルーベリーのトルタ
ディ マーヨ ノランテ : モスカート レアーレ100%
輝きのある僅かに琥珀色のある柔らかな黄金色で、メロン、アプリコット、エニシダ、蜂蜜等の香り、とろっとした舌触りがあります。スペシャルボトルに詰めています。
Di Majo Norante
ディ マーヨ ノランテは、モリーゼ州で最も重要な生産者として知られ、イタリアワインのガイドブックには、必ずと言って良い程名前が挙げられています。オーナーのアレッシオは、土着品種を愛していて、アンティークな葡萄品種から、新しい味わい、そして楽しむための食文化に合ったワインを造りたいと考えています。ワインのスタイルは、リッチなのに重苦しくないワイン、ボディがあってもハーモニーが楽しめるワインを目指しています。
D’Uva
1944年から葡萄を栽培していましたが、収獲した葡萄は全て共同組合に売っており、自社瓶詰めワインを造るようになったのは2001年からという家族経営の生産者です。2001年から2004年までエノロゴにルカ・ダットーマを採用しておりその期間に葡萄の改植等のアドバイスを受けた事によって劇的に品質が向上し注目を集めるようになります。苗字「D’UVA」とはUVA→[英grape]葡萄 という意味。現地でも「ブドウさんが葡萄を栽培している」と評判です。デューヴァのワインへの一番のこだわりは、「葡萄の味を素直にワインに表現する」ということです。その為に、葡萄の栽培は極力自然に任せます。害虫駆除には農薬の散布は一切行わずに、砂糖と牛乳を混ぜて造った特製の液体を畑に散布することで、葡萄には一切危害を加えない肉食の昆虫を集め害虫を食べさせ駆除を行います。モリーゼはイタリアでもあまり知られていない秘密の隠された地域ですが、山が多く自然にあふれた心安らぐ州です。広大な緑の大地に羊が飼育されている風景がマイエッラ丘陵地や山岳地に次々にあらわれてきます。また豊かな土地から生みだされる素朴な料理は、味わい深いものがあります。
2月のワイン会のお知らせです。
今月のテーマはモリーゼ州の郷土料理6品とワイン6種のペアリングのワイン会です。
イタリアで2番目に小さな州のモリーゼ。
アドリア海にも面し、たくさんの自然に囲まれた豊かな州。
素朴な料理には味わい深いものがあります。
日時:2/21(水)・22(木)
時間:19:00スタート
会費:お一人様 ¥10.000-税込み
定員:各日12名
2/21(水)若干の余裕がございます。
2/22(木)若干の余裕がございます。
お申し込みはフェイスブックに直接メッセージかお店にお電話にてお願い致します。
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