第9回Incontraワイン会トスカーナ編も無事終了いたしました。

ご参加してくださったお客様ありがとうございます

そして、また来年も宜しくお願いいたします!

来年は今年とはまた変わったテーマで進めていきたいと思っております!

さっ!今回のラインナップと簡単にですがトスカーナの特徴などをまとめてみました。

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  1. 1. I Sistri Felsina2013 イ シストリ フェルシナ    コロダイのソテー フレッシュトマトソース

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  1. Martiena DEI 2015 マルティエナ デイ              フィレンツェ風玉葱のズッパ

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3.Rosso Di Montepulciano DEI 2014 ロッソ ディ モンテプルチアーノ    地鶏とほうれん草のラグー

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4.Chianti Classico FELSINA 2013キャンティクラシコ フェルシナ  牛サルシッチャのトゥベッティー

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5.Vino Nobile Di Montepulciano 2009ヴィーノ ノービレディ モンテプルチアーノ      仔羊のロースト

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  1. Vin Santo Felsina ヴィンサント フェルシナ         洋なしのコンポート ホワイト生チョコ

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トスカーナ州の特徴

芸術の都・州都フィレンツェ、中世の文化都市シ工ナ、林立する塔の村サン・ジミニヤーノ、さらに、ルツカ、ピサなど、イタリアの誇る中世ルネッサンスの町が多くあり、人気の観光地である。芸術や建物と共に、なだらかな丘陵に緑濃い糸杉、淡い緑のオリ-ブの木立、その間に白色の素朴な農家の家が点在し、牧歌的で美しいその風景は、誰もが思い浮かべるイタリアの田舎のイメージそのもので、葡萄畑もそのなだらかな丘陵に広がっている。 山岳地帯が25%、丘陵地帯が67%で、気候は寒暖の差が激しい大陸的気候。しかし、海岸寄りでは夏は涼しく、冬は温暖で安定した気候に恵まれている。トスカーナは日本では最も知名度の高い州であり、ピエモンテと共に、イタリアを代表する名醸地である。DOCGとDOCの宝庫で、その中で、「キャンティ」は、日本でも早くからその名を知られ、イタリアを代表するワインのひとつである。また、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」、「ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ」は、ピエモンテの「バローロ」・「バルパレスコ」同様に最も早くから高品質で知られた赤ワインである。

トスカーナ州の特産物

豆類、ビーツ、カルチョフィ、カリフラワー、グリーンピース、桃、栗、サクランボ、ポルチーニ茸 等

スズキ、鯛、エビ、スカンピ、ボラ、ウナギ、イカ 等

仔牛、羊、豚、黒鶏、ウサギ、ジビエ 等

 

 

 

フェルシナ Felsina

キャンティ クラシコエリア最南端に位置する「カステルヌォーヴォ ベラルデンガ」地区最高の造り手と称されるフェルシナは1960年代当時、多くのイタリアワインが量産志向に向かっていた中、当主ドメニコ ポッジャーリは高品質のワインを造るべくブドウ畑を購入したのがワイナリーのスタートです。当時若いスタッフ栽培醸造チームは多くの思考錯誤を重ねながら、ドメニコの友人であった故ルイジ ヴェロネッリの紹介でスーパートスカーナのひとつ「フラッチャネッロ」を手掛けるサンジョヴェーゼ種のスペシャリスト、フランコ ベルナベイと出会います。これをきっかけにフェルシナは一気に質を高めていき、1983年にはフラッグシップである「フォンタローロ」とキャンティ クラシコの最高峰の1つ「ランチャ」をリリースし、世界の注目を集めることになります。 見晴らしのよい丘の上に広がる敷地は、斜面を選んでブドウ畑が点在し、その間を縫うようにオリーブの畑が広がっています。海抜の高いところに位置しているため敷地内にある泉を源流とする川は、モンタルチーノ、モンテプルチアーノ、マレンマを通り、海に注いでいます。周囲に遮るものがないため、日当たりは抜群です。青い空とブドウ畑のほかには何もないような、すがすがしい風景が広がっています。畑の多くはキャンティ クラシコの境界線すれすれに広がるベラルデンガという土地で、キャンティ特有の石灰質土壌に加えて砂混じりで柔らかく暖かい土壌が入り混じっています。古来海底であったという敷地内には水によって角が削り取られた丸い形の石と、アルバレーゼと呼ばれる白い石灰質の塊が多く見られ、 土壌はミネラル分を多く含んでいます。ベラルデンガ特有のこのテロワールは、この地のサンジョヴェーゼにタバコや煙、スパイスなどの燻した香りと土っぽさを与えています。力強いルビー色でスミレの花に赤い果実に黒系果実が入り混じる複雑な香りです。豊かな果実感と上品なタンニン、スパイシーなニュアンスが品良く纏まっていて上品で魅惑的なスタイルに仕上がっています。

I Sistri Felsina2013 イ シストリ フェルシナ 

フランスのシャルドネを持ち込み長年研究しリリース

ファーストプレスのジュースのみを使用、その後の4割のジュースは使いません。発酵は古いバリックで行います

Chianti Classico FELSINA 2013キャンティクラシコ フェルシナ

南西向きのベラルデンガの畑から収穫された数種類のサンジョヴェーゼをブレンドしています。温度管理されたステンレスタンクで発酵、12ヶ月の樽熟成後にリリースされます。綺麗なルビーの色調でブラックベリーやスグリの豊かでフルーティーな果実感とフレッシュな酸味と豊かなタンニンが綺麗に溶け合うバランスの取れたイキイキとした味わいのキャンティクラシコです。

Vin Santo Felsina ヴィンサント フェルシナ

ヴィンサントとは、陰干しして糖度を高めたブドウから作られたトスカーナのデザートワインのことです。「聖なるワイン」という別名もあり、キリスト教の聖体拝領の儀式で使われてきた由緒あるワインでもあります。使用されるブドウはマルヴァジア、トレッビアーノ、他のヴィンサントにはほぼ見られないフェルシナの特徴であり誇りでもある、素晴らしいサンジョヴェーゼを20%加えたブレンドがなされていて、これらの厳選した果実を陰干しして糖度を上げてから絞り、7〜8年も長期間小型の樽で熟成させた後に瓶詰めし、さらに瓶内熟成を1年間行います

 

DEI デイ

1964年、現在の当主カテリーナのお爺さんであるアリブランド・デイが“ボッソーナ”を購入し、葡萄を植えたのが、このカンティーナの始まり。ボッソーナは古くから、その土壌の複雑性と、すり鉢状になった丘陵地である為に水はけの良さ、日照量の多さを得ることから、この地域では最良の畑の1つと言われていた。その後、1973年は“ボッソーナ”とは違う個性である畑“マルティエーナ“と糸杉に囲まれた別荘を購入(この別荘が現在のデイのカンティーナとなっている)。当時は葡萄の段階で販売していたが、1985年、1樽だけ家族用にワインを造ったのだそう。『素晴らしかった。友人のセラーを借りてシンプルに発酵させたワインであったが、想像以上の味わいで、一気に魅了されてしまった』/ガリレオ・デイ(カテリーナの父)こうしてデイはワイン造りを開始。1991年にはそれまで歌手として活動していた娘カテリーナが現場に復帰。更に品質を高めている。『私達のやりたい事は単純なことなの。モンテプルチャーノの中でも特に優れたテロワールを最大限に活かすこと。それだけ』最も重要な畑はボッソーナ。彼等の起源とも言える畑でリゼルヴァを造る畑だ。最も標高が高く、トスカーナと言うよりはピエモンテのような急斜面。水はけが良いので葡萄粒は小さく、日照量は多いので果皮は厚い。岩盤が地中20mに通っていて2003年のような酷暑でも岩盤の上には水が貯まっている為、葡萄が焼けることはなかった。黄色がかった粘土質に小石や化石が混じる。また、年間を通してウンブリアとの州境の湖からの冷涼な風が吹き抜ける為、カビの発生率が低く、昼夜の温度差によって酸度も落ちることがない。もう1つの重要な畑マルティエーナ。ボッソーナより粘土が強く、小石や岩の含有率は低い。グレーがかった表土はねっとりと重く湿度を持っている。石灰比率は低く、標高も低くなる。この畑は柔らかいタンニンと滑らかな質感をワインに与えてくれる。最もヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノらしさを感じさせる畑。全ての畑は有機栽培を実践。除草剤は一切使用しない。基本的には有機肥料も与えないで、空豆などを植えることで窒素を補給する。下草を年に1回、掻き込むことで土壌はストレスを感じないのだそう。
 

 

Martiena DEI 2015 マルティエナ デイ

トレッビアーノ50%、マルヴァジーア・トスカーナ40%、グレケット10%

わら色、フルーティ、フレッシュ、リンゴ、黄色のプラム、ワイルド・フラワーを想わせる香り。フレッシュ、ミディアム・ボディ、やわらかく、ほんのりハーブ的アロマをともなった味わい。

 

.Rosso Di Montepulciano DEI 2014 ロッソ ディ モンテプルチアーノ

プルニョーロ・ジェンティーレ80%、カナイオーロ・ネーロ20%

セカンドワインのような立ち位置だが、マルティエーナの葡萄が中心になっている。各畑の下部の少し水分が多くなってしまう区画や若い樹が使われる。樹齢の高まりと共に、年々レベルが上がっていてお買い得なワインになってきた。香の立ち上りはヴィーノ・ノビレ以上で楽しめる。鮮やかなルビーレッド。フレッシュ、フルーティ、チェリー、プラムを想わせる香り丸く、やわらかいテクスチャー。ミディアム・ボディで果実味とタンニンのバランスがとれている。

 

Vino Nobile Di Montepulciano 2009ヴィーノ ノービレディ モンテプルチアーノ

プルニョーロ・ジェンティーレ80%、カナイオーロ・ネーロ15%、マンモーロ5%

デイが造る美しいミネラルとタンニン、しなやかな果実の優しさに溢れる魅力的なヴィーノ ノービレです。造りは土地のテロワールを活かした自然な農法で有機栽培を実践しています。丁寧にソフトプレスされたブドウは26~28度に温度管理されたステンレスタンクで15~20日間醗酵させます。24ヶ月間伝統的なスロヴェニア産の大樽で熟成後、6ヶ月間の瓶内熟成を経てリリースされます。伸びやかでまとまった香り。酸味のあるチェリージャム、熟した赤系果実、乾燥したスミレ、シナモンを想わせる香り。フルでハーモニーがとれている。素直に立ちのぼる果実味とビロードのごときまろやかさがある。

 

今年最後となるIncontraワイン会もお陰様で第9回となりました。
今回のテーマは「トスカーナ」!!
お好きな方もたくさんいらっしゃるんではないでしょうか!!

今年の2月から始めたIncontraワイン会。第1回目もトスカーナでした。なんだかこんな肌寒くなるとトスカーナを思いだすシェフ。良い食材、美味しいワイン揃えてお待ちしております!
料理6品に対しワインを6種類をペアリング。
是非マリアージュをお楽しみください。

11/24(木) 25(金)
19:00スタート
参加費:¥10.000 「税込」
定員:各日12名
申し込みはお店に直接Tel、もしくはフェイスブックに直接メッセージをください。

宜しくお願い致します。

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